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  洗剤   

  洗剤には、台所用や洗濯用などいろんなタイプのものがあります。
液性が弱酸性〜弱アルカリ性の比較的毒性の低い製品から、漂白剤やパイプ洗浄剤のように非常に酸性やアルカリ性の強いものと様々です。飲み込むと喉やお腹が痛くなったり、嘔吐・下痢をしたり、ひどい場合には粘膜がただれることがあります。
  まず、成分や液性を見極めましょう。

  対処: 毒性の低いものが少量であれば、口の中をよく洗い、牛乳か卵白を飲ませて様子をみて症状があれば受診します。
  酸性やアルカリ性の強いものを飲み込んだ場合には、口の中をよく洗って、吐かせずに牛乳か卵白を飲ませて直ぐに受診しましょう。

  食品   

 
ピーナッツやあめ、コンニャクゼリーなどの食品も誤飲事故を引き起こすことがあります。
いったん気道に入ってしまうと取り出すことが困難で、窒息をおこす危険性があるからです。
気道に入りやすい大きさや形のものには、注意しましょう。
 
 乳幼児にそのまま食べさせたり、子どもの手の届く範囲に置かないように保護者の配慮が必要です。
  防虫剤     
 
  防虫剤は成分によって毒性が異なります。
まず、成分を確認しましょう。

  対処:
 「パラジクロロベンゼン」
なめた程度か少さなかけらを飲み込んだくらいではあまり心配はいりません。
水を飲ませて吐かせ、様子をみます。量が多い時や症状(悪心・嘔吐・腹痛・下痢・顔色の変化など)のある時は受診して下さい。
 

 「ナフタリン」
毒性が高いので、少しでも飲み込んだら水を飲ませて吐かせてから受診して下さい。
消化器症状、脈や顔色の変化、頭痛などの症状がでます。
溶血症状は遅れて出ることがあるので、2〜3日経過観察が必要です。

 「しょうのう」
非常に毒性が高いので注意が必要です。
誤飲後5分から90分で症状がでます。(口やのどが熱く感じたり吐き気などの消化器症状、頻脈、顔色の変化、興奮やめまいなど) 大量だと痙攣や意識障害が起こります。
少しでも飲み込んだ時には、水を飲ませて吐かせずにすぐに受診して下さい。(吐かせると痙攣を起こすことがあります)
 ※「しょうのう」は水に入れると浮きます。

  いずれも、脂溶性なので、牛乳や脂肪食は誤飲後2時間くらいは与えないほうがよいでしょう。

   
  電池 

  放電しきっていないボタン電池は、飲み込むと消化管に張り付いて消化管に穴があく危険性があります。また、電池が長時間胃内に留まった場合には、中の液が漏れ出てきて消化管に穴が開くことがあり注意が必要です。 

 
誤飲事故を起こした年齢は、12〜17ヶ月の幼児に若干多いものの、6ヶ月から15歳にわたり幅広く発生しています。
大半はボタン電池ですが、単4サイズの小さい乾電池を誤飲した例もありました。

電池を使用した製品はたくさんあります。
幼児が遊んでいるうちにフタがあいて電池が取り出されてしまったために起きた場合や、使った後放置してあったボタン電池を誤飲した事例もあったようです。

 対処: 電池の取り出し口のフタが壊れていないか確認すること。また、子どもの目につかない所や手の届かないところに保管するなどの配慮が必要です。

 医薬品・医薬部外品   

 
誤飲事故を起こした年齢は、タバコと異なり各年齢層にわたっていますが、特に1〜2才児に多くみられます。

 1〜2才になると自分でフタを開けて薬が取り出せるようになります。また、家の人が飲んでいるのをまねして飲んだりすることもあるようです。
  大半は、薬がテーブルなどの上に放置されていた場合ですが、中には甘く味付けしてあっておいしいと感じるものは、冷蔵庫に入れておいても目につけば自分で取り出して飲んでしまうこともあるようです。


 対処: 家庭内での医薬品類の保管・管理には十分な注意が必要です。


 タバコ   

 
タバコにはニコチンが含まれています。
  ニコチンは非常に毒性の高い成分です。
乳幼児ではタバコ1本に含まれるニコチンが致死量といわれています。
特に、水に浸っていたタバコやその液にはニコチンが溶け出していてニコチンが吸収されやすいので、 少量でも非常に危険です。

    ニコチンが体内に吸収されると悪心、嘔吐、腹痛などの消化器症状を起こしたり、循環器系に影響して血圧や脈拍数が変動します。また、顔色が悪くなったり興奮したりします。

   通常みられる小児の誤飲での症状は、悪心、嘔吐、下痢、興奮が大部分ですが、ひどくなると、痙攣や意識障害、呼吸麻痺をおこしてとても危険です。

 中毒症状は、通常、誤飲後30分から数時間以内に現れます。
 1日経過してなにも変化がなければ安心です。


 対処: 間違って飲み込んだ場合には、吐き出させましょう。ただし、無理は禁物です。
             (吐出したものが、気管に入らないよう注意が必要です。)
            1cm以上飲み込んだ場合に、症状の出現率が高かったといわれていますので、
           なめた程度あるいは少量の誤飲の場合は、経過観察でよいですが、
            少しでも異常がみられたり大量に飲込んだ場合には直ぐに受診しましょう!
          

小児の誤飲事故について


                                                                             

平成13年度の家庭用品に係る健康被害病院モニター報告 (厚生労働省医薬局)より、小児の誤飲事故についてご紹介致します。



誤飲事故の中では、タバコによるものが最も多く、半数近くを占めています。
年齢別にみると、特に生後6ヶ月からの1年間に約9割が発生しています。

その他の上位10品目の原因製品は、医薬品・医薬部外品、玩具、金属製品、プラスチック製品、洗剤・洗浄剤、化粧品、硬貨、電池、食品です。

子どもの口に入るものはなんでも誤飲の対象になります。
保護者の配慮が必要ですね。













































































































参考資料:平成13年度の家庭用品に係る健康被害病院モニター報告 (厚生労働省医薬局)
       急性中毒処理の手引き、他