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妊娠している方又は妊娠の可能性のある方へ

                               


妊娠している方や妊娠の可能性のある方は、メカジキ、キンメダイ、クロマグロ、メバチ(メバチマグロ)を食べるのは1回約80gとして1週間に1回まで、また、キダイ、クロムツ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミナグロなどは週に2回までが目安となりました。
なお、魚介類の一般的な重さは、寿司(一貫)、刺身(一切れ)は15g程度です。一人前当たりの刺身は、80g程度です。

 注)マグロの中でも、キハダ、ビンナガ、メジマグロ(クロマグロの幼魚)、ツナ缶は普段とおり食べてかまいません。

「水銀を含有する魚介類等の摂食に関する注意事項」 Q&A(案)(平成17年8月現在 厚生労働省)より

この目安は、1回に食べる量と1週間に食べる回数を掛け合わせて出してありますので、1回に食べる量が少なければ回数は増やしてもよいし、反対に1回に食べる量が多ければ回数は減らすようにということです。

今まで対象とならなかったマグロも新たに加えられたのは、以下の理由からです。
1)食品安全委員会の食品健康影響評価で、耐用量が、一週間当たり3.4μg/kg体重から2.0μg/kg体重に引き下げられた。
2)国民栄養調査を詳しく調べたところ、ほかの魚に比べてマグロをたくさん食べていることがわかった。
  (たとえば、マグロの刺身、寿司の1人前や鉄火丼では、60gから100g食べている。)

 <2005年8月現在>


  

水銀は天然に存在するもので、地殻からのガス噴出が主な発生源です。その他に、ゴミの焼却やセメントの製造等からもでるとのことです。
環境中の水銀は、川や海に流れ出てそこで微生物によりメチル水銀に変わります。
そのため、多くの魚介類にメチル水銀が含まれていますが、食物連鎖の上位にいくほど濃縮されて蓄積量が増えていくので、大型魚や深海魚などには比較的多く含まれています。
非常に高レベルの水銀では水俣病が報告されていますが、低レベルの水銀についても感受性の高い胎児の健康への影響を懸念して注意が出されました。
ただし、目安以上を摂取したからといってすぐに有害な影響がでるものではありません。

※ 水俣病…神経が侵され、手足の感覚障害と運動失調、口、目、耳への障害が現れる。


妊娠していない方や子どもさんについては、現段階では何も規制はありません。
授乳中の方についても、母乳中に移行する水銀の量はとても少ないために対象とされていません。
一番水銀の悪影響を受けやすいのは、“胎児”であることがわかったため、「妊娠している方又は妊娠している可能性のある方」が対象となっています。
「妊娠している可能性のある方」とは、「妊娠したかな、と思われる女性」という意味です。胎児に栄養を運ぶために胎盤に大量の血液が流れて胎児に影響するのは胎盤ができあがる妊娠4ヶ月以降なので、妊娠に気づいてから食生活に気をつければよいとのことです。
なお、乳児ではメチル水銀を摂取する量が低下しますし、小児は成人と同じように水銀が体外に排泄され脳への悪影響が認められませんでした。


魚介類は、良質なタンパク質、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)等の不飽和脂肪酸、その他の微量栄養素等を豊富に含んでいます。「一般に人の健康に有益である」とされていますので、妊娠している以外の方や妊娠している方でも上記以外の魚介類は現段階では心配ありません。バランスよく食事を摂ることが推奨されています。